【ネタバレ感想】「名探偵コナン ゼロの執行人」
「名探偵コナン ゼロの執行人」の感想をネタバレありで書いていきたいと思います。
一言で言うと「難しかった」です。
コナンの映画でここまで難しい内容の作品はあったでしょうか?
完全に大人向けな内容で、子供にとってはちんぷんかんぷんなのでは?と思います。
映画館なので無理ですが、巻き戻したり一時停止したりして理解に時間をかけたいぐらいでした。
1回観ただけでは十分に理解できなかった点が多かったので、あともう1、2回は観たいですね。
難しかった点としては、警察庁の公安、警視庁の公安、検察庁の公安という3つの公安組織の複雑な事情や、サイバー犯罪に関する専門用語が多かったり、過去に起きた事件と現在の事件が絡み合っていることでしょうか。
安室や風見ら公安の人間たちの意図を読むのも難しかったです。
個人的には公安組織を3つも登場させるなら、「公安調査庁」も出してほしかったなと思いますね。
世間的には認知度が低い組織なので仕方ないかもですが、アメリカのCIAにあたるようなテロ防止のために諜報活動を行う機関なので、東京サミット爆発事件が起きた時点で公安調査庁も動くと思うんですよね。
まぁ公安調査庁も出てきたらさらにややこしくなりかねませんね。
難しかったとはいえ、やはりコナン映画。
クライマックスのアクションシーンは迫力満載でしたね。
何よりも安室のドライブシーン。
時速180キロで走りながら壁を走ったりモノレールを避けたりと、人間離れしたドライビングテクニックを披露してかなりシビれました。
かっこよすぎでしたね。
あんなドライビングテクニックを持った人なんて現実にいるのでしょうか。
今作は安室が敵かも?という作品でしたが、やっぱり結局は一応味方でしたね。
まぁ結局はそうなるだろうと予想はしていましたが、少しほっとしました。
東京サミット爆破事件の犯人を全く無実の小五郎に仕立て上げたのは安室ら公安でしたが、なかなかひどいですよね。
蘭もかなり辛い気持ちのようでしたし、悲しむ蘭を見たコナンもかなり憤っていましたね。
どうして小五郎を巻き込んだのかというコナンの問いに対して、小五郎を巻き込めば君の本気の力を借りられると答えた安室に、「買いかぶりすぎだよ」の一言だけ返すシーンはちょっと腑に落ちなかったです。
コナンもっと怒れよと思ってしまいましたね(笑)。